姫蒲はひめがまって読むけど、色々すごいぞ!の巻
こんにちは〜!
いや〜、梅雨があけました〜。梅雨があけたといても少し雨が降ったかと思うと、晴れーーーって感じで、雨も台風のような雨や雷、竜巻警報などもでたりして。少々不安に思う天候で今年の夏の水は足りているのかな、などと思ったりします。
でも、まあ、夏の突入!って感じでやはり梅雨あけは嬉しいものです。これから暑くなるぞ〜なんて昔の話のようで、すでに暑くてこの夏はいったい最高温度は何度になるのかな、なんて考えてしまいます。
皆様、常に水を飲み、熱中症には注意していきましょうね。外に出る時は水だけではなく、塩飴もあると良いみたいですよ。
姫蒲って案外可愛い
この画像は姫蒲です。ひめがまって読みます。
蒲(がま)って知ってますか?蒲に種類があり、穂の大きさで分けられていて、蒲は穂が7〜10cm程度で、先端の花と穂が付いています。穂が5cm程度だと小蒲(こがま)でで先端の花と穂が付いています。そして姫蒲は、穂は7〜10cm程度だけど、先端の花と穂が離れています。
蒲は蒲科で学名は蒲がTypha latifolia、小蒲がTypha orientalis、姫蒲がTypha angustataで、Typhaはガマ属でギリシャ語の沼地からきているそうです。latifoliaは幅広の葉を持つって意味があり、orientalisは東方のという意味があり、姫蒲のangustataは狭い、細いって意味があります。
姫蒲はみたことなくても、蒲はみたことがある!という人は多いのではないかと思います。主に池や沼などに浅い水中に群生して生えています。私は子供の頃から田んぼのところで蒲を良く見かけたような気がしています。今近所の田んぼで蓮を栽培?しているところがあり花がそろそろ咲きそうですが、その蓮田の近くに蒲が育っています。育っているいうのかな(笑)丁度この時期の蒲は茶色でソーセージをこんがりと焼いたような感じですが、冬になると上の方から綿毛が出てきて、飛び散ります。綿毛には10万個もの種があるそうです。子供ころ、蒲をとっては綿毛をむしったりした思い出があります。蒲にとっては困ったものだったのか、さらに種が遠くに飛ぶから結果オーライだったのか。
姫蒲は華道で使います。現代風にアレンジしても良いですが、姫蒲があるだけで一気に水辺の雰囲気が出るので、水辺の表現としても使われます。お稽古で練習する時、姫蒲、、、蒲か〜、と思ったのですが、特に姫蒲は可愛いな〜、と思って(笑)小さいっていうのもあるのですが、水辺をイメージしてお花を生ける時なんてとても良い雰囲気を醸し出しますね。少々下手でもそれなりにステキな水辺に見えます(笑)
蒲について、色々。
なんとなく「がま」って言葉の印象がガマガエルって感じがしませんかね。「姫がま」っていっても今ひとつな印象ですが、実際はとても可愛いです。蒲ってガマガエルとは全く関係ないようです。昔は蒲を使って「むしろ」を作る際に「くむ(組む)」といい、徐々に「かま」「がま」に変化したようです。ガマガエルは関係ないですね(笑)
蒲鉾って昔は蒲みたいに棒に練り物をつけたもので、それが蒲の穂に似ていたから蒲鉾だったそうです。蒲焼きも昔は筒状に焼いていて、その形状が蒲の穂に似ていたから蒲焼きだそうです。なるほど〜。
さらに豆知識(笑)
いなばの白ウサギって覚えてますか?うさぎが背中を怪我か何かで傷ついていると、大国主の尊により蒲の穂で覆って傷を治したってありましたね?蒲が登場していますね。
実は蒲って止血作用があるのです。蒲、小蒲、姫蒲などの初夏の時期の花粉を乾燥させた黄色い粉は蒲黄(ほおう)といって外用薬として塗って止血作用や飲むことで利尿作用などがあるのです。
蒲の若葉は食用になるようで、成長した葉や茎などはむしろなどに利用され、穂は昔は乾燥させて蚊取り線香のように使われていたようです。
なんだかすごいぞ!蒲!姫蒲!
姫蒲が手元にきたので、一般的ではないだろうし紹介しましょ、くらいの軽い気持ちだったのですが、蒲には生け花などに使って眺めるだけではなく、漢方としても利用されたり、色々な言葉の語源になったり。なんだか感動しましたよ、蒲。
ガマガエルと関係があるのか?!なんて思ってしまってごめんなさい、蒲。
は〜。知らないことって多いな〜。まだまだ勉強は続きますな(笑)
では、今週もすでに半ばにさしかかっておりますが、徐々に梅雨もあけていくだろうし、夏本番を一気に駆け抜けて行きましょう!今週も頑張りましょー!
リルハナ
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