朴木の葉は、あの朴葉焼きの葉です!
こんにちは~。ゴールデンウィークの前半に突入しています。どのような予定がありますか?私は特にないので、ゆっくり過ごそうかな、どこか近くに出かけようかな、という感じでぷらぷらしています。上野動物園のパンダをゴールデンウィークに見るには抽選ということで、一応、応募してみました。結果は落選。。。特に行きたい!ということでもなかったのですが、やはり落選となると急に残念に思ったり、行きたくなったり。まあ、それほど強く行きたいと思った訳ではないので、本当に行きたい人が当たると良いな、と思っています。 朴木の春の葉は綺麗 朴木です。朴ノ木って書くこともあります。少々難しい漢字ですが、ホウノキって読みます。そうです。あの朴葉焼きの葉です。朴葉焼きでは朴木の葉に味噌や刻んだ山菜などをのせて焼くためか、朴木の葉って茶色って印象が強いのですが、春の今頃はこのような鮮やかで爽やかな緑色です。で、この画像の葉はまだ本当に新しいものですが、もう少し育ち若葉のものは柏餅を包むあの葉になります。 朴木はモクレン科で、学名はMagnolia obovataです。Magnoliaはモクレン属ですね。もともとマグノリアは18世紀のフランスの植物学者のMagnolさんという名前に因んだものらしいです。朴木の葉は大きいもので、柏餅など包んだことで包(ほう)と言われたとか。今は使い捨ての皿などがありますが、昔はないのでこの朴木の葉を皿として使っていたこともあったようです。 花は葉っぱの真ん中に大きな白い花が咲きます。確かに花は木蓮のような感じです。 朴木の樹皮は漢方にも使われる 柏餅などを包むということで多分、薬草というか何か意味があるのかな、と思いますが、やはり、朴木の葉には防腐効果あり、この葉で食べ物を包むと傷みにくく、食中毒の原因ともなるブドウ球菌に抗菌作用があるようです。また樹皮には消化促進、腹痛、整腸、利尿などの作用があり、漢方薬にも使われています。 この画像の朴木の葉は鮮やかで爽やかなグリーンで、しばらく見とれるほどでした。見た目も美しいのですが、葉には防腐作用があったり、樹皮は漢方にも使われるなど、昔の人はすごいですね。暮らしの中で色々と使っていたのですね。今では冷蔵庫があったり、腐らないような工夫というのはできますが、昔は本当に何もなかったと思うの...